栗の渋皮煮・アールグレイ風味(圧力鍋使用)

栗の渋皮煮・アールグレイ風味(圧力鍋使用)

土屋 英明シェフのレシピ

コツ・ポイント

調理時間:茹で時間、冷ます時間除く。STEP8の作業までは面倒ですが、その後は圧力鍋にかけるだけなので簡単です。圧力鍋で作るメリットというのは、1.鬼皮がむきやすい2.長時間(通常の鍋だと1時間以上)鍋の番をしなくても良い3.型崩れしにくいなどがあります。

材料

5人
調理時間: 約60分

栗(LL) 500g 
重曹 大さじ3 
グラニュー糖 300g 
水あめ 100g 
アールグレイのティーパック 2ヶ 
ブランデー 20cc~80cc 

作り方

  • STEP 1

    【栗を丸ごと圧力鍋にかける】圧力鍋に栗を入れ、つかるぐらいの水を張る。フタをし強火にかけ、蒸気が上がったらごく弱火にして3分加圧する。

  • STEP 2

    火を止め、安全弁が下がったらフタを外す。水に落とし荒熱を取る。(荒熱を取らないと、鬼皮をむく作業時に身が崩れやすい)

  • STEP 3

    【鬼皮をむく】ナイフでおしりの方からとがった方に向かって鬼皮をむく。

  • STEP 4

    圧力鍋で加熱してあるので、鬼皮が軟らかくなっていてむきやすい。渋皮を傷つけないように、慣れるまでは慎重にむく。

  • STEP 5

    (鬼皮を傷つけると、煮ている間に身が崩れてしまう)ある程度までナイフでむいたら、後は手でもむける。むいたらすぐに水に漬けておく。

  • STEP 6

    【栗を茹でて、渋皮のアクを取る】鍋にたっぷりの水・STEP5・重曹大さじ1を入れ強火にかける。

  • STEP 7

    沸騰したら、栗がぐらぐら踊らないくらいの火加減に弱め、アクをすくいながら10分茹でる。

  • STEP 8

    (茹で汁は真っ黒になる)鍋ごと流しに持っていき、水を入れ温度を下げる。

  • STEP 9

    (急に冷たい水に熱い栗を入れると、身が崩れることがあるので)流水で、水が澄んでくるまで、栗を指で洗う。

  • STEP 10

    【栗を茹でこぼし、重曹臭さを抜く】STEP6~9の作業をあと2回繰り返す。

  • STEP 11

    大きい栗には太い筋があるので、つまようじで取り除く。重曹を入れずに、鍋に栗と水を入れ強火にかける。

  • STEP 12

    沸騰したら火を弱め、5分したら鍋ごと流しに持っていき、水を入れて温度を下げ、栗を指で洗う。(重曹臭さを取り除くため)この作業をあと1回繰り返す。

  • STEP 13

    【圧力鍋で栗を煮る】圧力鍋にSTEP12を入れ、栗の頭が1/3ぐらい見える程度の水を張る。グラニュー糖を200g加え、フタをし強火にかける。

  • STEP 14

    蒸気が上がったら、ごく弱火にして3分加圧する。このまま荒熱がとれるまで放置する。(1時間~半日)

  • STEP 15

    STEP14のふたを開け、グラニュー糖を100g加えてフタをし、強火にかける。

  • STEP 16

    蒸気が上がったら、すぐに火を止める。このまま荒熱がとれるまで放置する。(1時間~半日)

  • STEP 17

    STEP12に水あめ・アールグレイのティーパックを加え、フタをせずに強火にかけ、煮立ったら弱火にし5分煮る。ティーパックは取り除く。

  • STEP 18

    【仕上げ】STEP17を熱いうちに瓶に入れ、ブランデーを注ぎ、フタをする。

  • STEP 19

    長期保存をする場合は、煮沸消毒をした瓶に、沸騰寸前まで火にかけたSTEP12を熱いうちに注ぐ。

  • STEP 20

    瓶を逆さまにして荒熱を取る。常温でも1ヶ月以上保存可。(心配なら冷蔵庫で保存してください)

土屋 英明

土屋 英明シェフ

肉と違って野菜は単に焼くだけでおいしく食べられる素材ではありません。野菜料理には手間と知恵が要りますが、世界各国には実に巧みに野菜を扱っているものが多くあります。それらを取り入れつつ自分のアレンジも加えて料理は考えます。メニューは月替わりで、旬の野菜を色々な形で味わっていただけるようコースを組んでいます。

みんなのおいしかった!

  • 甘く柔らかく優雅な美味しさ♪

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