あら汁[潮(うしお)汁]

あら汁[潮(うしお)汁]

佐藤 良輔シェフのレシピ

コツ・ポイント

鯛等、クセのない白身魚の新鮮なものを使用してください。
臭みをとるために、血の気をよく洗い流し、塩を振ってなじんだら一度水で塩を洗い流し、霜降りをし、そして再度洗います。
水の量は、作りたい汁の量に蒸発する分を少し足した程度に。濃いものを薄めるの方が簡単、と覚えておきましょう。

材料

2人前
調理時間: 約25分

新鮮なあら(鯛等、クセのない白身魚) 500g 
塩(粗塩) ▶下処理用 適量 
長葱 ▶5cm幅にし、縦に切る 15cm位 
木の芽 ▶※ゆずの皮や生姜汁等でも良い 適宜 
■吸い地  
450cc 
酒(料理酒でない清酒) 90cc 
だし昆布 8g位 
塩(精製塩) 少々 
薄口醤油 ほんの少し 

作り方

  • あらは鮮度の良いものを選び、血の付いた部分はよく洗い流す。
※魚の水洗いには歯ブラシや箸等を使うと便利。

    STEP 1

    あらは鮮度の良いものを選び、血の付いた部分はよく洗い流す。
    ※魚の水洗いには歯ブラシや箸等を使うと便利。

  • よく洗ったあらの水気をしっかり切ったところに塩をあて、10分程おく。

    STEP 2

    よく洗ったあらの水気をしっかり切ったところに塩をあて、10分程おく。

  • まぶした塩を水で流し(必ず)、80℃程のお湯にくぐらせて霜降りをし、表面が白くなったら水に落とす。

    STEP 3

    まぶした塩を水で流し(必ず)、80℃程のお湯にくぐらせて霜降りをし、表面が白くなったら水に落とす。

  • 血の気や鱗を完全に取り除くように洗う。鱗を取るときはテーブルナイフなど使うと洗いやすい。この工程で余分な部分を全て掃除完了。
※水は氷水でなくて良い。

    STEP 4

    血の気や鱗を完全に取り除くように洗う。鱗を取るときはテーブルナイフなど使うと洗いやすい。この工程で余分な部分を全て掃除完了。
    ※水は氷水でなくて良い。

  • 鍋に分量のあら、水、酒、コブを入れ火にかけ、沸いたら弱火にする。

    STEP 5

    鍋に分量のあら、水、酒、コブを入れ火にかけ、沸いたら弱火にする。

  • アクが浮いてきたら取り除く。アクがきちんと浮く前にかき混ぜたり、沸かし過ぎたりすると汁が濁ってしまうので要注意。昆布も取りだす。

    STEP 6

    アクが浮いてきたら取り除く。アクがきちんと浮く前にかき混ぜたり、沸かし過ぎたりすると汁が濁ってしまうので要注意。昆布も取りだす。

  • 軽く沸いている程度の火加減で20分程煮出すと味が出てくる。味を見て美味しく思えたら漉す。漉した時の骨に身が食べられる程付いていれば、捨てずに具にする。

    STEP 7

    軽く沸いている程度の火加減で20分程煮出すと味が出てくる。味を見て美味しく思えたら漉す。漉した時の骨に身が食べられる程付いていれば、捨てずに具にする。

  • 漉した汁を鍋に移し、長葱を入れ、塩と薄口醤油で調味する。お碗にアラの身を入れ、汁を注ぎ、木の芽を飾れば完成。

    STEP 8

    漉した汁を鍋に移し、長葱を入れ、塩と薄口醤油で調味する。お碗にアラの身を入れ、汁を注ぎ、木の芽を飾れば完成。

佐藤 良輔

佐藤 良輔シェフ

小学生の頃より食の道に進む事を目指し、専門学校卒業後、都内の老舗料亭(金田中本店)に住み込みで働きながら修行時代を過ごしました。その後数件の料亭や日本料理店で勤務し独立へ向けての見識を深め、2010年に大岡山にて「日本料理 佐とう」を開業致しました。

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