たまご料理特集

RED x プロから学ぶ簡単家庭料理 シェフごはん たまご料理特集 日本最大級の料理人コンペティションRED U-35(RYORININ's EMERGING DREAM)、2013年入賞者6名が、卵料理のコツとレシピを公開!

関谷 健一朗シェフ

関谷健一朗シェフ

1979年11月11日生まれ
フランス料理
ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション(東京都)料理長・シェフ

料理長調理経験 15年:Le Maxence(パリ)、Lucas Carton(パリ)、Le Divellec(パリ)、Le Grand Vefour(パリ)、Restaurant A et M(パリ)、L'ATELIER de Joel Robuchon(パリ)スーシェフを経て現職。

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卵の可能性は無限大と言えるほど、調理方法に可能性がある

日本の家庭でも身近な食材である卵。シェフが修行したフランスではどんな存在なのでしょうか?
フランスでも卵は日常的な食材です。卵をいかした調味料であるマヨネーズをはじめ、オムレツやスクランブルエッグなどの料理から分かる通り、毎日の食卓に欠かせない。そして卵の可能性は無限大と言えるほど、調理方法に可能性がある。生食をはじめ、半熟、固めに火を入れるなどの違いで食感にも変化が生まれ、白身と黄身の味わいの違いも楽しめるなど、変幻自在な存在です。
いろいろな調理方法がある卵ですが、卵料理を作る際の、関谷シェフが考えるコツを教えてください。
卵のまろやかさにアクセントとなる味をプラスすることで、卵の魅力がより引き立ちます。薫製の香りが効いたベーコンやサーモン、またはスパイスなどを合わせれば、味に変化が生まれます。様々な食材との相性もよく、組み合わせ次第でメインにも、名脇役にも姿を変える。工夫次第でいろいろな表情を引き出せる食材だと思いますね。
また、卵料理の特徴として、食感を様々に変えられるという点があります。好みの食感は人それぞれ。そして、家庭料理なら毎回同じ味や同じ食感にするというわけにもいかず、日によって仕上がりにばらつきが生まれるはず。そのばらつきこそ、家庭料理の醍醐味のようなもの。日によって表情を変える卵の味わいと食感を楽しんでほしいですね。
関谷シェフからひと言お願いします。
当店は、シェフやサービススタッフとロングカウンターをはさんで会話をはずませながら、気軽に自由に楽しんでいただけるお店です。皆さまのお越しをお待ちしております。

関谷シェフの卵レシピ

スモークサーモン入り スクランブルエッグ

スモークサーモン入り スクランブルエッグ

特長

卵料理の定番でもあるスクランブルエッグは、湯煎で加熱する事で半生の滑らかでふわふわの食感に。卵の優しい風味はスモークサーモンとの相性が○です。薫製の香りがアクセントになり、万人受けする飽きない美味しさです。仕上げにイクラを添えれば、見た目にも華やぎが生まれます。

ポイント

家庭で作る際は、卵の数に合ったサイズのボウルを使用しましょう。ボウルが大きすぎるとふちが固まってきてしまいます。素材はプラスチックではなく、熱の伝わりが良いステンレスのボウルがおすすめです。コツは、ヘラで根気よく、絶えず混ぜ続けること。ムラにならないように全体的によくかき混ぜましょう。

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小海老のミモザ風サラダを魚介のフランと共に

小海老のミモザ風サラダを魚介のフランと共に

特長

卵の様々な食感や調理法を一皿で楽しめるメニューです。フランの滑らかな食感と、ゆでた卵の食感の違い、卵から生まれる変化をこの料理で味わってみてほしいですね。ゆで卵は少し手間を掛け、黄身と白身に分けてミモザ卵にし、マヨネーズソースで和えた小海老を添え、見た目の可愛らしさも大切にしました。

ポイント

カレー粉や唐辛子などのスパイスを加える事で、卵の優しい味わいにアクセントをプラスしています。今回レシピで使用する海老などの甲殻類はカレーとの相性も良いので、好みに応じてスパイスの量を工夫してみてください。

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RED RYORINNIN's EMERGING DREAM U-35

明日の才能、未知なる美味を発掘する

2013年に幕を開けた、新時代の若き才能を発掘する日本最大級の料理人コンペティションRED U-35 (RYORININ’s EMERGING DREAM)。夢と野望を抱く、新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、世の中に後押ししていくため、これまでの料理コンテストとはまったく異なる視点で、日本の食業界の総力を挙げて開催する料理人コンペティションです。

審査員 落合務

2014年大会へのコメント

去年の参加者たちの映像を改めて見ていて、「嬉しい!」「悔しい!」と本気になっていた。それだけみなさん気持ちが入って大会に臨んでいるんだなと思い、審査員の重責を感じています。今年も新しいスターが誕生することをみんなで念じながら、審査員を務めさせていただきます。

RED U-35 プロジェクトメンバー

RED U-35 2014 審査員

  • 辻芳樹

    審査委員長

    辻芳樹

    学校法人辻料理学館
    辻調理師専門学校
    理事長・校長

  • 落合務

    審査員

    落合務

    LA BETTOLA
    オーナーシェフ

  • 村田吉弘

    審査員

    村田吉弘

    菊乃井
    主人

  • 吉野建

    審査員

    吉野建

    ステラ マリス ジャポン
    代表

  • 田村隆

    審査員

    田村隆

    つきぢ田村
    代表取締役

  • 脇屋友詞

    審査員

    脇屋友詞

    Wakiyaー笑美茶樓
    オーナーシェフ

  • 田崎真也

    審査員

    田崎真也

    ソムリエ

  • 門上武司

    審査員

    門上武司

    フードコラムニスト
    雑誌「あまから手帖」
    編集顧問

  • 太田進

    審査員

    太田進

    オータパブリケイションズ
    代表取締役社長

  • 犬養裕美子

    審査員

    犬養裕美子

    レストランジャーナリスト

RED U-35 総合プロデューサー

  • 小山薫堂

    総合プロデューサー

    小山薫堂

    放送作家

RED U-35 発起人

  • 発起人

    岸朝子

    食生活ジャーナリスト

  • 発起人

    滝久雄

    株式会社ぐるなび
    代表取締役会長
    創業者

RED U-35 2014 顧問

  • 顧問

    細川佳代子

    NPO法人 勇気の翼
    インクルージョン 2015
    理事長

  • 顧問

    浅葉克己

    アートディレクター
    株式会社浅葉克己デザイン室
    NPO法人デザインアソシエーション会長

RED RYORINNIN's EMERGING DREAM U-35