Hotel's Brunch

ホテルニューオータニ「SATSUKI」 / 太田高広シェフから学ぶ ホテル伝統のレシピをアレンジした「パンケーキ」

日本初の大型インターナショナルホテルは今年で50周年。

50年前、東京オリンピックの開催に合わせてオープンしたホテルニューオータニ。都心にそびえる日本初の高層建築で、ザ・メイン(本館)最上階の回転展望ラウンジが特徴的でもあり、その姿は東京を代表するホテルとして、国内外の人々に愛されてきた。去る9月1日に創業50周年を迎え、2015年3月31日まで、アニバーサーリーイヤーとして宿泊をはじめレストラン、ウエディング、特別イベントなどで様々な記念企画が行われている真っ最中。中でも世界中の美食が集まる18の直営レストランなどホテル内のダイニングでは、魅力的なフェアやイベントが行われている。

「フランス『トゥールダルジャン』の唯一の支店があり、『ピエール・エルメ・パリ』の世界1号店が1998年にオープンするなど、食の点でも常に新しいものを取り入れながらホテルとして成長し、魅力を増してきました。宿泊の有無に関わらず、食事目的で利用してくださるお客さまが増えていることは、お迎えする側としてもとても嬉しいことです」(広報マネージャー・今井章江さん)この秋はホテルニューオータニで、最高級のもてなしと最新の食をじっくり味わいたい。

日本初の大型インターナショナルホテルは今年で50周年。

誰もが虜になるフワフワのパンケーキ最新型。

朝食から深夜までいつでも食事やティータイムが楽しめるのが、コーヒーショップ『SATSUKI』。6時からスタートする「パーフェクトメニュー朝食ブッフェ」では、169種類の和洋中のお料理がずらりと並び、選ぶのに迷ってしまうほど。最近大人気なのが11時から17時まで提供される「ニューオータニ特製パンケーキ」。太田高広シェフが開発したリコッタチーズ入りのふわふわパンケーキ目当てに訪れる方も多いという逸品。開業当初からファンの多いパンケーキの最新型だ。「オーソドックスなパンケーキもご提供していますが、リコッタのパンケーキは、さらに進化させたバージョン。粉を控えめにリコッタチーズとメレンゲを多めに入れたふわふわの生地を焼くので、とても軽いですし、ペロッと食べていただけます。焼くのが難しいのでパティシェが丁寧に焼いています」(太田シェフ) イタリア産リコッタで焼き上げた、スフレのようなパンケーキ。季節ごとに代わるアレンジも楽しみなパンケーキです。

ホテル伝統のレシピをアレンジしたパンケーキ

ホテル伝統のレシピをアレンジしたパンケーキ

コツ・ポイント

こちらが大人気の、太田高広シェフが開発した最新型パンケーキ、リコッタ入り「ニューオータニ特製パンケーキ」。(写真はサマーバージョン) そして由緒あるホテルニューオータニと言えば、開業以来、長らくゲストに愛されているオーソドックスなホテルパンケーキもあります。今回はそのパンケーキをアレンジしたもっちりした生地の、ご家庭で楽しんでいただくレシピを太田シェフから教えていただきました。粉は通常使う薄力粉ではなく、強力粉。「薄力粉はさらっとした仕上がりになりますが、強力粉はもっちりとした食感のパンケーキになります。焼くときは超弱火でじっくりと焼いてください。フライパンの油が多すぎるとムラ焼けになるので、ペーパーでふき取ることもポイントです。真ん中あたりが盛り上がってきたらターナーで抑え、焼き時間を短縮したいときは、蓋をして蒸し焼きしても大丈夫です」(太田シェフ)バニラソースはダマができないようになめらかに伸ばすこと。アツアツのソースから漂う甘いバニラの香りと、モチモチのパンケーキは相性バツグンです。なお、ソースは甘さを控えめにしているので、もっと甘いほうがお好みならグラニュー糖の量をお好みで増やしてもOK。もちもちの食感に甘いソースがぴったりで、ついつい食べ過ぎてしまうパンケーキです。

ホテル伝統のレシピをアレンジしたパンケーキ

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SATSUKI

SATSUKI

〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1

ホテルニューオータニ ザ・メイン ロビィ階

Tel 03-5275-3177

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  • 文:北條尚子
  • 写真:大脇崇
  • (内観写真はホテル提供