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仔羊は一度水で煮てゆで汁を捨て、肉の表面を流水で洗って余分な脂を取り除きます。このひと手間でスープが澄んだサラサラの状態に仕上がり、スムールに味がなじみやすくなります。
スープを煮込み浮いてきた脂はそのままに。熱を逃さない膜となり、アツアツの状態をキープできます。
3~4人前
調理時間: 約120分
■クスクス(スープ) | |
---|---|
仔羊肩肉 ▶50gずつにカット | 500g |
骨付き鶏もも肉 ▶1/3ずつにカット | 1~2本 |
水 | 2リットル |
トマトペースト | 70g |
塩 ▶味をみながら調節 | 適量 |
赤パプリカ ▶くし切り | 1~2個 |
タマネギ ▶くし切り | 1個 |
トマト ▶皮付きでくし切り | 1~2個 |
ズッキーニ ▶厚めの輪切り | 1本 |
タイム | 1~2枝 |
ローリエ(月桂樹) | 1~2枚 |
乾燥オレガノ | 1つまみ |
ブイヨン ▶野菜がかぶるくらい | 適量 |
ひよこ豆 ▶一晩水で戻し、やわらかくなるまで下茹でする | 100g |
かぶ ▶葉を落とし、1/4ずつカット | 1~2個 |
メルゲーズソーセージ(チョリソ) ▶グリルしておく | 3~4本 |
ニンニク ▶みじん切りにし、オリーブオイルできつね色に炒める | 2片 |
オリーブオイル | 適量 |
■スムール(蒸したクスクス) | |
クスクス | 300g |
熱湯 | 300g |
アリッサソース(チューブ) ▶あれば | 適量 |
オリーブオイル | 適量 |
STEP 1
【クスクス(スープ)】鍋にカットした仔羊肩肉と水を肉にかぶる程入れて火にかけ、水から茹でる。沸いたら煮こぼし、流水でよく洗う。※このひと手間で澄んだスープに。
STEP 2
別の鍋に肉にかぶる程の水を注ぎ、うま味を逃さないための塩を少々と骨付き鶏もも肉入れ、強火にかける。沸いたら弱~中火に落とし、30分程火を入れる。
STEP 3
鶏肉を取り出す。その鍋へ、仔羊肩肉・トマトペーストを入れ水を足して沸かす。アクを取り除く。
STEP 4
塩で調味し、赤パプリカ・タマネギ・トマト・ズッキーニ・タイム・ローリエ・オレガノを加える。これを弱~中火で1時間半程コトコト煮る。
STEP 5
【かぶとひよこ豆】肉を煮込んでいる間に別鍋で。ブイヨンを注ぎ、かぶとひよこ豆を中火で煮る。
STEP 6
大鍋に鶏もも肉・かぶとヒヨコ豆・仕上げにメルゲーズソーセージ・オリーブオイルできつね色にしたニンニクを油ごと加え、ひと煮したら完成。
STEP 7
【スムール(蒸したクスクス)】同量の熱湯と少々のオリーブオイルを加え、フタをし、弱~中火で20分程蒸らして完成。
STEP 8
【食べ方】スムール(蒸したクスクス)とクスクス(スープ)を皿に盛り、スムールにスープを吸わせながらいただく。辛いアリッサソースを入れるのがお勧め。
1969年山形生まれ。 大阪辻調理師学校卒業後、銀座レザンジュを皮切りに小田原ステラマリスを経て26歳で渡仏。パリではモダンなガストロノミーを、アルザスやコルシカ島では郷土料理を学び、ブルゴーニュ「ラ・コート・ドール」では三つ星店のチームの率い方や難しさを学ぶ。シャモニーモンブランの二つ星「アルベール プルミエ」に於いてホテルオーナー・ピエール キャリエ氏と出会い、サヴォア料理はもとより、100年続く家族経営学や雪山登山など多くのことを学んだ。2001年に帰国し、銀座レザンジュ総料理長、ベージュ東京副料理長、表参道バンブー料理長を歴任し、2006年よりレストランFEUの料理長を務める。
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