フュメ・ド・ポワソン(魚のだし)

フュメ・ド・ポワソン(魚のだし)

岩元 学シェフのレシピ

コツ・ポイント

魚の頭やカマなどのガラ(今回は鯛を利用)と香味野菜で作る、だしのご紹介です。
魚の場合、ガラの臭みをとる下処理をしっかり行うことが大事。
酢入りのお湯で湯がいたあと、水洗いをして汚れを取り除きます。
コトコト煮出し、ゆっくり濾すことが、美味しく澄んだだしになるポイントです。

材料

作りやすい量(半量でも可)
調理時間: 約40分

魚の頭、カマなど(今回は鯛) ▶よく洗う 2~3匹分 
玉ねぎ ▶横にスライス 1/2個 
セロリ ▶斜め切り 1本 
長ネギの青い部分) ▶斜め切り 1本分 
にんにく ▶横にスライス 3片 
▶※目安ひたひた 3リットル 
白ワイン(なければ料理酒) 300cc 
酢(鯛のガラ下処理用) 適量 
香草(パセリ・セロリの葉・タイムなど) 適量 
ローリエ 1枚 
塩(粗塩でも可) 少々 
白粒コショウ 少々 

作り方

  • 鍋にお湯を沸かし、お湯に対し約1%程の酢を加えたところに、よく洗った鯛のガラを入れ、短時間(1分ほど)加熱(ブランシール)する。

    STEP 1

    鍋にお湯を沸かし、お湯に対し約1%程の酢を加えたところに、よく洗った鯛のガラを入れ、短時間(1分ほど)加熱(ブランシール)する。

  • 鯛のガラをザルにあける。流水で水洗いし、特に血合いのある部分の汚れなどをきれいに洗い流す。湯がいて洗うという作業で、臭みとなる部分が取り除ける。

    STEP 2

    鯛のガラをザルにあける。流水で水洗いし、特に血合いのある部分の汚れなどをきれいに洗い流す。湯がいて洗うという作業で、臭みとなる部分が取り除ける。

  • 深鍋に鯛のガラを戻し、水・白ワインを流しいれ、塩を加えて火にかけ、強火で沸かす。

    STEP 3

    深鍋に鯛のガラを戻し、水・白ワインを流しいれ、塩を加えて火にかけ、強火で沸かす。

  • 沸騰したら少し火を弱め、10分程煮る。灰汁がでてきたらレードルで丁寧にすくい取る。

    STEP 4

    沸騰したら少し火を弱め、10分程煮る。灰汁がでてきたらレードルで丁寧にすくい取る。

  • ※レードルで灰汁をすくう時、美味しいだしも一緒に流れ込んでしまいますが、上部の灰汁だけを吹き飛ばして捨て、だしはまた鍋に戻すと、余分に捨てずに済む。

    STEP 5

    ※レードルで灰汁をすくう時、美味しいだしも一緒に流れ込んでしまいますが、上部の灰汁だけを吹き飛ばして捨て、だしはまた鍋に戻すと、余分に捨てずに済む。

  • 次に香味野菜を入れる。また灰汁がでるので取り除く。
※レードルを中央から外にかき、外側に灰汁を集めるとすくいやすい。

    STEP 6

    次に香味野菜を入れる。また灰汁がでるので取り除く。
    ※レードルを中央から外にかき、外側に灰汁を集めるとすくいやすい。

  • 野菜がしんなりしてきたら、香りづけにローリエ・香草・白粒コショウを入れる。表面がコトコト揺れる状態(弱~中火)で約15~20分煮込む。

    STEP 7

    野菜がしんなりしてきたら、香りづけにローリエ・香草・白粒コショウを入れる。表面がコトコト揺れる状態(弱~中火)で約15~20分煮込む。

  • きめの細かいザルで(ザルとザルの間に紙をはさむとよい)濾す。レードルで、だしをすくって少しずつ入れていく。一気に流し込まない。

    STEP 8

    きめの細かいザルで(ザルとザルの間に紙をはさむとよい)濾す。レードルで、だしをすくって少しずつ入れていく。一気に流し込まない。

  • だしを入れ終わったら、具材ごとすくってザルに入れる。こうして少しずつゆっくり濾すと、だしが濁らない。

    STEP 9

    だしを入れ終わったら、具材ごとすくってザルに入れる。こうして少しずつゆっくり濾すと、だしが濁らない。

  • 全部ザルに入ったら、具財からしたたり落ちるだしもあるので、しばらくそのまま放置する。全部出きったら完成。

    STEP 10

    全部ザルに入ったら、具財からしたたり落ちるだしもあるので、しばらくそのまま放置する。全部出きったら完成。

岩元 学

岩元 学シェフ

1959年、東京都生まれ。 調理師専門学校卒業後、フランス料理の名門「ピアジェ」で4年間勤め、基礎を固める。1983年「アピシウス」に創業当初から入社。日本におけるフランス料理の至宝の一人、初代料理長・高橋徳男シェフのもとで研鑽を積み、1997年にスーシェフに。さらに、2008年にシェフに就任し、現在に至る。

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    プーシャ

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